自社回収の再生素材「Loopla」をチェアーの部材に採用

  • 再資源化

自社回収の再生素材「Loopla(ループラ)」をオフィス家具の部材として採用しました。リサイクル素材のコストが高騰する中、クリヤ―ホルダーのリサイクルはまだまだペットボトルのように一般的な回収スキームが確立されておらず、コスト面では課題がありました。そこで、回収量と材料供給のバランスを綿密に検討し、製品価格を維持しながら最適な部材への採用を決定しました。また、量産時の外観品質への影響など、潜在的なリスクを考慮し、まずは目立ちにくい箇所から導入を開始しています。

椅子の分解図でリサイクル素材を使用している部分を説明する図

Loopla素材を大量に使用した高価格帯の特別仕様チェアーを販売するのではなく、人気シリーズ「コーデ」「ファブレ」「ピコラリビナ」など幅広い製品ラインナップに、価格を変えずに展開することに注力しました。これにより、より多くのお客様にLooplaの取り組みを知っていただき、クリヤ―ホルダーの回収・リサイクルシステムを広く普及させることを目指しています。

クリアホルダーとそれを細かく裁断したもの

「Loopla(ループラ)」は、コクヨグループのオフィス通販「カウネット」が推進するプラスチック資源循環サービスです。使用済みクリヤーホルダーを回収し、オフィス家具のパーツや文具として再生する取り組みです。カウネットの配送ネットワークを活用した回収システムは、環境負荷低減にも貢献しています。この革新的な取り組みは、2024年度グッドデザイン賞を受賞し、その社会的意義とデザイン性が高く評価されました。

picora livina<ピコラリビナ>

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