実験を繰り返し、 失敗を次へ繋げる。
成り立ちを紐解く
働いている現場を見学できる「ライブオフィス」という
Feature 01
まずやってみる、 失敗こそが成功の元



仮説と実体験に基づいているから、 自信を持っておすすめできる
コクヨのルーツは帳簿の表紙です。時代が進むにつれ、伝票やファイル、それをしまうためのキャビネットをつくりだしました。はじめから「自分たちが売りたいもの」よりも、「お客様の役に立つ」ことを重視。社員がまず使い、体験し、良し悪しを含めてありのままをお客様に伝える姿勢が根づいています。
お客様視点のものづくりと実体験に基づく提案姿勢。それは「実験カルチャー」という言葉に変換され、今も社内で大切に受け継がれるDNAです。「何を売りたいか」ではなく、「何をご提案すると喜んでいただけるか。便利になるのか」が価値観の根底にある会社なんです。
実験ビルとして、ショールームのように自社オフィスをオープンにしたのは1969年のこと。「ライブオフィス」という名称で、今も毎日多くのお客様にお越しいただき、実際に社員が働くシーンをご覧いただいています。お客様よりも一歩先に使ってみる、試してみる。そして、うまくいったことだけでなく、失敗したことも包み隠さずお伝えするというスタンスは、ここでも変わりません。自分たちで徹底的に試して、お客様に提供する。時間が掛かり泥臭いかもしれませんが、これが私たちのやり方です。
忘れてはいけないのが、私たち社員ひとりひとりも同じワーカーであるということ。
「これからの働き方は、暮らし方はこうなるはず」「こんな行動が増えていくはず」。そんな生の感覚に従って、すぐに行動に移します。実験し、改善し、提案する。その繰り返しで、コクヨはできています。
例えばこんな実験と失敗がありました
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Feature 02
オフィスのあり方から、 生き方の研究まで広がってきた



研究テーマは、 「自律と協働」「働く・暮らす・学ぶ」
1986年のオフィス研究所設立からはじまったコクヨの働き方研究。
現在、コクヨには「ワークスタイル研究所」「ヨコク研究所」という2つの研究所があります。ワークスタイル研究所は、働き方・働く場の現在地を探求し、国内外の労働意識や企業事例を定量的・定性的に調査しています。 一方で、ヨコク研究所は「働く」「暮らす」「学ぶ」など領域横断的に「自律協働社会」のあり方をリサーチ・プロトタイピングしています。
現在は、ウェルビーイング、プレイス、アジアといったテーマを手がかりに研究活動を推進。例えば、アジア圏の「自律と協働」のバランスに着目して、協調性を基盤とした幸福な職場のあり方を探求しています。
研究で大切にしている思想は、知見を単なる情報でなく、社会や組織で「実装しやすい」形に変換して、オフィスや公共空間での構築・運用を支援すること。プロトタイピングを通じて、直観的に行動しやすい形で伝えることを目指しています。成果は設計部門や営業とも連携し、顧客へのセミナーや対話で還元することも。
働き方研究を通じて、コクヨは「モノづくり」から「コトづくり」への転換をはかってきました。働き方や社会という 「コト」の概念と、それを実現する「モノ」の両面から、職場を考える契機を社内外へ発信し続けています。今後は「学ぶ」領域など、他事業部との連携も視野に入れ、生き方を多面的に捉える視点で研究を進めていきます。
コクヨの働き方研究って、 こんなことやっています
先端事例研究Global Workplace Review
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働く幸せを詳細
アマチュアリズムが生む烏合のメディアWORKSIGHT
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自律協働社会のフィールドリサーチYOKOKU Field Notes
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