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2025.12.17

コクヨデザインアワード2026 ファイナリスト決定!

コクヨデザインアワード2026は、2025年7月25日から10月8日まで、『波紋/HAMON Design that Resonates』をテーマに作品を募集し、1344点(国内785点、海外559点)の作品をご応募いただきました。
1次審査では各審査員が事前にすべての応募作品を審査し、計117作品の推薦作品を選定。2次審査では1次審査の選定作品について、応募要項で定められた審査基準に沿い、闊達な議論が交わされました。

その結果、最終審査に進む10組のファイナリストが決定しました。今後、最終審査は2026年3月14日(土)に実施され、同日に開催される表彰式にてグランプリと優秀賞が決定する予定です。

また、作品の傾向や、最終審査に進む作品へのブラッシュアップの期待について、審査員の皆さんよりメッセージをいただいていますので、合わせてご覧ください。

最終審査・表彰式は、YouTube Liveにてライブ配信します。配信URLは後日公開いたします。

〈 ファイナリスト 〉

作品番号 作品名 作者名
KDA2026-0171PBB-220670 g(グラム) 東出 和士
KDA2026-0190WEE-490186 紅白守紙 伝野 輔
KDA2026-0432ADD-010262 縁で見分けるノート 塚本 裕仁
KDA2026-0499AAA-010987 ノートの素 神成 紘樹
KDA2026-0539GBY-070628 うつろう手帳 五十嵐瑞希 瀧澤樂々
KDA2026-0710DUU-490787 Edge Index 鳥越 廉樹
KDA2026-1019ZAA-221185 AWAI 中村 遼一
KDA2026-1063HMM-010897 OVERLAP 大木 陽平
KDA2026-1184KWZ-491168 霞の栞 松村 佳宙
KDA2026-1386HVV-011638 a glimmer of inspiration 百石 奈央

〈 審査員メッセージ 〉

  • 審査風景
  • 審査風景
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  • 審査風景
  • 審査風景
  • 審査風景
  • 審査風景
  • 審査風景
  • 審査風景
  • 審査風景

木住野 彰悟(6D-K代表 / アートディレクター・グラフィックデザイナー)

良質なアイデアが多く、テーマとの接続や仕上げの方向性を丁寧に見極めながら審査しました。
作者の思いが反映されやすいテーマでもあり、表現の幅広さが印象的でした。
最終審査では、アイデアが確かな「物」として結実し、プロトタイプでその本質が鮮明になることを期待しています。

田村奈穂(デザイナー)

二次審査では、作者自身の体験から生まれた気づきを誠実に掘り下げた作品が印象的でした。
一方で、その気づきをどう他者へ届け、社会へ広げていくのかという"波紋の軌道"が試されるテーマでもあったと感じています。
審査では、アイデアが他者の心に揺らぎを生むか、自分ごととしてどれほど深められているかを重視しました。
最終審査では、アイデアの核と社会との接点がより鮮明に示されることを期待しています。

森永 邦彦(ANREALAGE / デザイナー)

日常の見え方を揺さぶる新鮮な提案が多く、個々の視点が社会へ広がる可能性を感じました。
世界をどう知覚しているか、その独自性が他者に波及する力を重視して審査しました。
テーマと自然につながる深い思考が光り、最終審査では気づきをより明確に伝える精度を期待しています。

柳原 照弘(TERUHIRO YANAGIHARA STUDIO. CO LTD. / クリエイティブディレクター・デザイナー)

今年はテーマへの多様なアプローチが集まり、その自由度と広がりを感じる審査となりました。
テーマとの整合性やアイデアの飛躍性、プロダクトとしての美しさを評価の軸としました。
プレゼンシートの魅力がプロトタイプでさらに深化し、完成度として結実することを期待しています。

吉泉 聡(TAKT PROJECT 代表 / デザイナー)

二次審査では、プレゼンシートだけでは掴みきれない魅力を秘めた提案が選ばれ、
最終審査でのモックアップに大きな期待が高まりました。
作者がどの様に世界を見ているか? が反映された、一商品としての提案に止まらない解釈のある提案が印象的でした。
最終審査では、プレゼンシートを超えて本質が立ち上がる表現を楽しみにしています。

黒田 英邦(コクヨ株式会社 / 代表執行役社長)

二次審査では、多様な視点が重なり合い、新しい発見に満ちた時間となりました。
コクヨとして大切にしてきた価値観や社会へのメッセージを意識しつつ作品を見つめました。
テーマ「波紋」は、思いや世界観が社会へどう広がるかがより問われたと感じています。
最終審査では、ファイナリストの皆さんが自身の提案を存分に表現してくれることを期待しています。