岐阜市立岐阜小学校とIoT文具を用いた家庭学習習慣化に関する実証実験結果レポート
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「しゅくだいやる気ペン」の活用で70%の子どもたちが家庭学習の習慣化を実現
2023年11月30日
実証実験結果サマリー
2.「しゅくだいやる気ペン」の機能である花マルを毎回つけている家庭ほど「しゅくだいやる気ペン」 の使用を継続 している
3. 家庭学習を長期的に継続している家庭は、毎日ほぼ同じ時間に家庭学習を行っている
「しゅくだいやる気ペン」は、市販の鉛筆に取り付け、スマートフォンアプリと連動させることで、勉強への取り組みを「やる気パワー」として“見える化”し、学習への意欲を高めていくために開発された商品です。
本実証実験では、岐阜市立岐阜小学校に通う1年生と2年生計86名全員に「しゅくだいやる気ペン」を提供し、家庭学習に利用して頂きました。
定期的なアンケートと「しゅくだいやる気ペン」のIoTデータの分析により、「家庭学習が習慣化できている」および、「やや習慣化できている」と答えた方はアンケート回答者の70%でした。これは、「しゅくだいやる気ペン」導入前の調査に比べ44ポイントも増加しています。
習慣化できたと答えた家庭について、習慣化を確認後「しゅくだいやる気ペン」をその後継続して使用する家庭と使用を辞める家庭に分かれます。この2つの違いは、「しゅくだいやる気ペン」のアプリ上で「花マル」をつける機能の使用有無と相関していることが分かりました。「花マル」を毎回付けている家庭は、半年以上経過しても「しゅくだいやる気ペン」を利用し続けています。この「半年以上使用し続けている家庭」のIoTデータを見ると、毎日同じ時間に使用(学習)している傾向があることが分かりました。
今回の実証実験により、「しゅくだいやる気ペン」が家庭学習の習慣化に有効であること、家庭学習習慣化の定着には親の支援が影響することが理解できました。今後、実証実験を積み重ね、家庭と学校の関係性や学力向上の影響について調査する予定です。
■実証実験概要
・実験期間:2023年5月1日(月)~2023年10月31日(火)
・実験対象者:岐阜市立岐阜小学校 1年生39名、2年生47名全員(合計86名)
・実験内容:担任教師から保護者を通じて、合意を得た家庭に対して「しゅくだいやる気ペン」を提供し、児童の日々の家庭学習に「しゅくだいやる気ペン」を使用する。定期的に、アンケートやデータ集計を用いて家庭学習の意欲の変化、習慣化を分析する。
■実証実験結果1
6か月後のアンケート回答のあった34名について、70%の家庭が習慣化できていると回答
これは、やる気ペン導入前に比べ44ポイントも増加している
■実証実験結果2
「しゅくだいやる気ペン」』の機能である花マルを毎回つけている家庭ほど「しゅくだいやる気ペン」の継続期間が長い 傾向
下記グラフは、 花マル率(学習した日のうち花マルが付けられた割合)と使用継続月との関係を表している。
■実証実験結果3
家庭学習を長期的に継続している家庭は、毎日ほぼ同じ時間に家庭学習を行っている
グラフは、横軸を月日(4月17日~9月30日)、縦軸に時刻(0時~23時)を示します。
赤いマーカーがある部分が、やる気パワーが記録されたことを示します。
■保護者のご意見
(夏休み前インタビュー 2年生男子 母親)
■担任の先生のご意見
■実証実験結果に対する藤田岐阜小学校校長先生のご感想・ご意見
そんな中でのIoT文具「やる気ペン」の活用は、低学年期の「家庭学習」で求める「家で勉強する習慣を身に付けること」に有効であったと感じています。最初の5分間を集中して取り組めるようになると、集中力と粘り強さが高まります。同様に、小学校入学後の1ヶ月間で「家庭学習」の習慣化が図られると、生活習慣に学習の時間が定着することが今回の実証実験から分かりました。見聞きしたことや感じたことを描いて表す「お絵かき」から始め、机に向かって鉛筆を動かすことに「楽しさ」を見出すことになります。そのきっかけとして「やる気ペン」は、十分に機能するのだと思います。
一方で、本校の改革で期待している「親子の対話が増えて相互理解や親子関係が深まり、保護者の自覚も高まる」という面については、「花まる」機能を上手く活用できている家庭で効果的だったことが分かりました。今後は「家庭学習に取り組む親子関係の土台づくり」の側面への働きかけを強める必要性も感じています。
私たちは「しゅくだいやる気ペン」を通じて、学びの入口に立つ親子を応援していきたいと思っています。今後も、勉強が親子の共同プロジェクトになるような新しいアイデアを生み出し続けます。
■実証実験校の公募
興味のある自治体、小学校関係者の方は、下記メールアドレスにご連絡下さい。
Yaruki_project@kokuyo.com
岐阜市立岐阜小学校について
校長:藤田忠久
岐阜小学校は、信長公が美濃国を攻略して「岐阜」と改めた城下町を校区としてきた金華小学校と、旧県庁舎(新市庁舎)・警察署・消防署・裁判所等が立ち並ぶ官公街を校区とする京町小学校の、二つの伝統校が統合して平成20年度に開校した学校です。
開校以来、岐阜市最初のコミュニティ・スクール(以下CS)に指定され、文部科学省の研究指定事業として「地域や家庭との連携・協働教育プログラム」を開発し、「ふるさと大好き」を合い言葉に先駆的な実践を進めてきました。学校活性化を目指した導入当初の「学校支援・地域活用型」から、「学校支援・地域参加型」を経て、持続可能な地域づくりへと向かう「地域創造型」の学校へと進化してきたところです。
2019年より就任された藤田校長の下、児童に対して一律の宿題を廃止し、家庭、社会、学校の役割を整理し、家庭学習の手引きを作成配布し、各家庭で家庭学習の取り組みの定着化に取り組んでいることが多くのメディアに取り上げられています。今回この取り組みの内容を向上させる目的で、特に家庭学習の動機付けや習慣化が課題の低学年を対象に、「しゅくだいやる気ペン」による実証実験を行うこととなった。
コクヨ「しゅくだいやる気ペン」について
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