リアルな場に集い
「ともに、つくる」

THE CAMPUS CREATION PLACE "BOXX" / HIVERARY

垣根を超えたコラボレーションの創出 熱量を共有する人間らしい働き方の実現

サイズ

1F/549㎡ 2F/488㎡

所在地

東京都港区

竣工

2024.07

課題と背景

オフィス回帰後に直面した
働きがいの低下という新課題

コクヨの本社「THE CAMPUS」では社員の出社率がコロナ禍前の水準まで回復したものの、オフィスの中でオンライン会議が常態化していた。その結果、自社の強みである「共感・共創」によるクリエイティビティが発揮できず、働きがいの低下という新たな課題が生じた。

コンセプト

「ともに、つくる」
共創を促す新拠点

「ともに、つくる」をコンセプトに、社内外のチームやユーザーに向けた滞在型共創スペース「CREATION PLACE “BOXX”」と、1人ではなく、誰かとの共創を促すライブラリー「HIVERARY」を新設。リアルな場だからこそできる働き方を模索した。

アプローチ

社会、企業、個人
皆のための共創の場

「CREATION PLACE “BOXX”」は、コクヨらしいクリエイティビティを育み、社会と「ともに、つくる」ための拠点。地域住民やワーカーを巻き込んだ新商品のテストマーケティングやサステナブル活動を行うポップアップスペース、社会課題解決に向けて社内外のパートナーとワークショップやブレストなどを行う滞在型の共創スペースとしての活用を目指した。
一方「HIVERARY」は、社内の仲間との関わりからインスピレーションを得て、アウトプットを「ともに、つくる」ための拠点。企業と個人が相互に成長することを応援する場になることを目指した。

竣工年

設計者

キーワード

クレジット

施主

コクヨ株式会社

設計

コクヨ 原田怜 岡真奈美 綱川椎菜 / HACHIDO 轟木徳八

PM

コクヨ 菅原俊光 川村悠太

施工

竹中工務店 / 船場 / 乃村工藝社 / コクヨ

協力

グラフィック:YOHAK DESIGN STUDIO 佐々木拓

撮影

山本慶太

アワード・メディア掲載

メディア掲載

商店建築2025年6月号
BAMBOO MEDIA

このプロジェクトに関わった人

DESIGNER: 原田 怜
[Satoshi Harada]

コロナを契機に失われつつあったリアルな場で生み出される熱量やクリエイティビティについてこのプロジェクトを通して見つめ直しました。コンセプトに合わせて空間や使われ方をガチガチに規定せず、適度に余白や余地を残すことを心掛けました。結果として、ユーザーの主体的な行動を促し、リアルな場に「ともに、つくる」ことによる熱量や人間らしさが戻ってきたように感じます。

DESIGNER: 岡 真奈美
[Manami Oka]

担当した「CREATION PLACE ”BOXX”」は社内外のチームやユーザーと「ともに、つくる」場をコンセプトに設計しましたが、その構築過程においても部門や会社の垣根を超えて様々な立場の方に参画いただいたことで、空間自体を「ともに、つくる」ことができました。たくさんの人が関わって生まれたこの空間がこれからは様々な人をつないで、健やかなコラボレーションが生まれる場所になるといいなと思っています。

DESIGNER: 綱川 椎菜
[Shiina Tsunakawa]

「HIVERARY」では、ひとりで没頭する場としてコロナ以前に作られた「DIVERARY」を、周囲からインスピレーションを受けながら誰かと「ともに、つくる」ための場へと上書きしました。リアルな場に求められる価値を改めてさまざまな人とともに考え、ともにつくった空間です。完成した場に日々多くの人が集っていて、時代や環境の変化を見つめつつ柔軟に空間を変えることで、人の行動や意識も変わると実感しています。

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