あえて仕切ることで生まれる、
多様な空間環境

Hakuhodo DY ONE

交流とプライバシー環境の両立

サイズ

8,511㎡

所在地

東京都港区

竣工

2025.05

課題と背景

新会社設立を機に
競争力と生産性を高める新オフィス

デジタルマーケティング事業領域の新たな核として、グループ2社の統合による新会社を設立。同領域の強化を目指し、効率的に交流を図りながら、競争力・生産性の向上に寄与できるオフィスを目指した。

コンセプト

コンセプトは「BORDERS」
柔軟で多様なオフィス環境を構築

「BORDERS」という空間コンセプトをもとに、音が多く発せられる機能空間を集約して壁で囲い、交流を活性化しながら、必要な時にはプライバシーを確保できる、柔軟で多様な空間が展開するオフィス環境を構築した。

アプローチ

交流と集中を両立させる
機能に合わせた空間デザイン

一般的にはメインの執務環境とともにオープンスペースに配置されがちなコミュニケーションスペースやブース席を「BORDER AREA」と呼ばれる壁で囲われた半個室型スペースに集約。交流と集中、お互いのエリアの音環境を最適化しつつ、コミュニケーションスペースや会議室・ブース席など、空間機能に合わせて、開口の大小、見通し具合、光環境、カラーリングなどを変化させることで、多彩な空間の特徴を生み出している。また、それらの機能空間を主動線沿いに点在させることで、オフィス内のどこからでもアクセスのしやすい効率的な執務環境を実現している。

施設カテゴリ

業界

面積

竣工年

設計者

キーワード

クレジット

施主

株式会社Hakuhodo DY ONE

設計

コクヨ 三田明仁 針村展輔 小野奈津美 鄒琳

PM

コクヨ

施工

大林組 / コクヨ

協力

照明計画 遠藤照明
植栽計画 AZU KIMURA / ユニバーサル園芸社

撮影

YAMAMOTO KEITA photographic record

このプロジェクトに関わった人

DESIGNER:針村 展輔
[Nobusuke Harimura]

新オフィスでは、異なる組織に所属していた社員が同じ場所で働くことになるため、新たな組織間のスムーズな交流を促す目的がありました。その中でも、現状の執務環境や利用実態から、会話やWEB会議の際に出る“音”に課題があると考え、音を切り分けるレイアウトを検討。本来は文字通り組織間の壁を取り払い、なるべくオープンな環境構築を図るのが通例だが、あえて仕切りや壁を設けることで、スムーズな交流が可能な、多様な働き方の実現を目指しました。

DESIGNER:鄒 琳
[Lin Su]

今回のオフィス設計は都市の中にありながら、心と体を解きほぐす“自然とのつながり”を感じられる空間を目指しました。グリーンを中心に取り入れたビオトープ空間と、視覚的な緑を増やすカフェカウンターを設けることで、自然との共存感を演出し、働く人にとってリラックスしやすく、交流が生まれる環境を整えています。

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