日常を守り、
非常時にも活きる。
紙コップが変える
防災意識

災害への備えが重要な今、平常時と非常時の両方で役立つ「フェーズフリー」の考え方が注目されています。紙コップを例に日常と防災を両立する活用術を紹介します。

この記事は約5分で読めます

フェーズフリーで防災備蓄をアップデート

フェーズフリーとは

フェーズフリーは、日常時と非常時(災害時)を連続しているものとしてとらえる視点です。「いつも」使っているものが「もしも」にも使える、「もしも」に役立つものが「いつも」にも活用される、そんな視点で日常を豊かにする考え方です。

例えば、普段は会議室で使うパーテーションが災害時には簡易的なプライベート空間を作る仕切りになったり、日常使いのモバイルバッテリーが停電時の命綱になったり。このように、オフィスにある様々なアイテムが、実は「フェーズフリー」な防災ツールになり得るのです。

身近な「紙コップ」のフェーズフリー

カウネットでは、フェーズフリーの考えに基づいた商品を多数取り揃えています。ここではカウネットオリジナル商品の「FSC(R)認証 衛生的に取り出せる紙コップ」を例に、日常使いと緊急時の使い方をご紹介します。

日常の使い方

給湯室での水分補給、うがいや歯磨きに衛生的にご利用できることはもちろん、メモリが付いているのでインスタントコーヒーの湯量調整も簡単です。

緊急時の使い方

災害時、清潔な水が限られる状況では、使い捨て紙コップが衛生を保ち感染症リスクを軽減する大切な役割を担います。メモリ付きで180mlがお米1合と同量なので、食材や貴重な水を正確に計量・分配することが可能です。温かい飲み物から緊急食料の配給まで柔軟に対応し、限られた物資を有効活用できる簡易計量カップとして、災害時には欠かせない多機能アイテムとなります。

災害時などに簡易的な計量カップに

小さな意識変革が生む、スマートな備えのススメ

「防災」と聞くと、どこか特別な準備が必要なものだと感じてしまうかもしれません。しかし、今回ご紹介した「フェーズフリー」の考え方は、そのイメージを軽やかに覆します。働き方や暮らし方が多様化する現代において、日常と非常時の境界線は、私たちが思うよりずっと曖昧になっているのかもしれません。

いつも使っている紙コップが、もしもの時にはお米を計り、人の命を繋ぐ水や薬を正確に分けるための大切なツールになる。これは特別な防災用品を備えることと同じくらい、日常のアイテムに潜む可能性に目を向けることの重要性を教えてくれます。

大切なのは、今あるものを見直し、次に買うものに「もしも役立つか?」という視点を少しだけプラスすること。その小さな意識の積み重ねこそが、未来の自分や仲間を助ける、最もスマートで継続可能な備えとなります。日々の暮らしに安心感が加わることで心に余裕が生まれ、より創造的なワーク&ライフスタイルの実現にも繋がるのです。

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