【オフィスのチカラ】オープンイノベーションと場づくり
オープンイノベーション創出の手法
一言で「オープンイノベーション」と括りがちですが、企業の姿勢は大きく2つの方向性があります。
インバウンド型(アウトサイドイン)
外部資源を社内に取り込み、イノベーションを創出すること。事業における欠けたピースの保管や社内リソースでは出ないアイデアや発想の補完を目的とします。インキュベーション的な機能を果たす場合もあります。
アウトバウンド型(インサイドアウト)
外部チャンネルを活用し、既存の内部資源を新たな開発および製品化につなげること、例えば、社内の開発技術をさらに発展、または市場化することを目的に社外にライセンスアウトするなどが挙げられます。
どちらかに軸足を置いて展開する例もあれば、2つの方向性を連携しながら統合的に進める例も見られます。
オープンイノベーションの空間例
オープンイノベーションの場として、企業が活用する場は様々ですが、一例として以下のようなものがあります。
外部のコワーキング施設などの利用
スタートアップが多く集まるコワーキング施設のコミュニティを通じて連携や協創を図ります。施設側がオープンイノベーションのコーディネートを担う場合もあります。
自社施設の供用
自社施設の一部を、イベントスペースやコワーキングスペース等として一時的に供用します。セキュリティ面の課題をクリアすれば、既存施設での運用が可能です。
自社施設への併設
自社のオフィスにオープンイノベーションに特化した空間を設置します。特に研究開発施設に併設する例が多く見られます。社員が日常的にその環境に触れることができます。
専用の自社施設の開設
オープンイノベーション専用の施設を開設し、自社で運用します。コワーキングやインキュベーションの機能を持たせる場合もあります。
オープンイノベーションの場づくり
自社のオープンイノベーションの場に必要な機能は、企業により異なりますが、多くの施設で採用されているものとして以下のものが挙げられます。
イベントスペース・カンファレンス
セミナーやワークショップを開催できるようなイベントスペースから、国際会議の開催が可能なカンファレンスまで、規模や形態は様々ですが「人が集まれる場」を設けています。
展示スペース
自社やパートナーの製品や技術などを展示するスペース。完成品のPRではなく、自社の知的資源と社外の人を結び付け、協創の可能性を提示するための場を設けています。
ラボ
生み出されたアイデアを、すぐに形にするラピッドプロトタイピングの場として、専用の設備を用意する例が見られます。
ライブラリー
会話や発想の広がりを期待して、芸術系や人文系、絵本といったあえて専門分野から離れた書籍を配架するなど、従来の「資料庫」ではない機能を持たせています。
コワーキング・カフェ
社外の人が日常的に利用できるスペース。特定のパートナーに限定する場合から、一般利用を受け入れる場合など、場の目的により使用範囲が異なります。
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