海外展開が加速中!
Lamex×コクヨの
共創で世界に挑む
コクヨの挑戦「ヨコク」を描く社員たち。
今回は、2022年にコクヨグループに仲間入りした香港発の家具ブランド「Lamex」とコクヨの共創を形にするメンバーのヨコクに込めた想いに迫ります。
この記事は約8分で読めます
INDEX
Profile
ペコ(Yun Song)
グローバルワークプレイス事業本部 グレーターチャイナ本部
キャンディス(Cong Chen)
グローバルワークプレイス事業本部 グレーターチャイナ本部
リキー(ChangJian Liu)
グローバルワークプレイス事業本部 グレーターチャイナ本部
シャーロット(Yang Yang)
グローバルワークプレイス事業本部 グレーターチャイナ本部
Lamex×コクヨ、動き出したシナジーの実感
ペコ(グローバルワークプレイス事業本部 グレーターチャイナ本部)
―2022年にLamexがコクヨグループに仲間入りして以降、どのようなシナジーを感じていますか?
ペコ:Lamexは1977年に創立以来、中国のオフィス市場に関わってきましたが、ここ数年は新商品発表や展示会出展もなく、将来を不安視する声もありました。ところが2025年に入り、展示会への参加やショールームのリニューアルなど、周囲の想像を超える動きが一気に加速。以前とは違う斬新な印象を持たれるようになり、大きなシナジーを実感しています。
Lamexとは?
1977年に設立された香港発のオフィス家具ブランド。優れた品質と信頼性のある香港ブランドとして、中国のすべての主要都市や東南アジア、中東、アフリカなど20カ国に展開しており、2022年にコクヨグループにジョインしました。
上海で始まった“つながり”の実験場
―Lamex×コクヨの共創を形にする取り組みの一つとして、2025年に中国上海のショールームがリニューアルしましたね。オープン初日は大盛況だったとか。
ペコ:オープン前は不安もありましたが、今は達成感でいっぱいです。お客様からも「コクヨの企業イメージが『保守的』から『想像力豊かで業界をリードする』イメージに変わった」という声をいただき、コクヨとLamex両ブランドの融合を形にできたと思います。
―どのようなショールームなのでしょうか?
ペコ:地上2階建てで、延床面積約2000㎡。1階がコーヒーショップ、2階が家具ショールームになっています。上海ではカフェ併設のショールーム自体は珍しくありませんが、家具ショールームでの併設はまだ少なく、上海では初の試みです。地元のコーヒーマスターが焙煎するここでしか味わえないコーヒーや、リンゴ入りのカフェインレスなど個性的なメニューも揃えました。
大勢のお客様で賑わうオープン初日の様子
―ショールームの名称「C³office(コフィス)」の由来は?
ペコ:Coffee+officeで「Coffice」。さらに「C³」には複数の意味を込めています。数字の「3」は老子の「一生二、二生三、三生万物(*)」に着想を得たもので、CにはCreativity、Community、Cooperateなど“つながり”を表す言葉を重ねています。これからの時代、企業は「どんな社会を目指すのか」が問われます。ストレスや孤独感が増える現代に、コクヨやLamexの商品で人と人、心と心の温かなつながりをつくれることが企業価値になると考え、C³officeはそれを空間として表現しています。
*「三生万物」は中国古代哲学・道教の考え方に基づく「一生二、二生三、三生万物」(道德経第42章)という老子の言葉に由来します。
リキー(グローバルワークプレイス事業本部 グレーターチャイナ本部)
リキー:1階のC³officeカフェは一般解放しています。コクヨの東京品川オフィスTHE CAMPUSから着想を得て、コクヨとLamexの商品で心地よい空間をつくりました。文具事業と家具事業が同空間で融合し、ライフスタイルとワークスタイルを横断してブランド価値を訴求している点も見どころです。
1階にあるC³officeカフェ。写真右に見えるのはコーヒーカウンター
提供されるコーヒーメニュー。左から米ミルクラテ・ウィンナーコーヒー・リンゴコーヒー
キャンディス(グローバルワークプレイス事業本部 グレーターチャイナ本部)
―とくにお気に入りのエリアはどこですか?
キャンディス:2階のCMF Barがお気に入りです。中国でもCMF(*)は注目度が高く、お客様やデザイナーを惹きつける差別化要素になります。展示棚上部のライトバーで光の調色ができ、お客様の実際のオフィスの雰囲気を再現できるので滞在時間が伸び、体験価値向上につながると考えています。素材が一箇所に集約され、サンプル管理や営業対応の効率化にもなります。
*Color(色)、Material(素材)、Finish(仕上げ)の3要素の頭文字をとった言葉
CMF Barエリア。展示棚上部のライトはお客様のオフィスに合わせて調光が可能
シャーロット(グローバルワークプレイス事業本部 グレーターチャイナ本部)
シャーロット:私は2階の「結の森」エリアです。間伐材を活用した環境配慮型家具のミーティングスペースで落ち着いた雰囲気があります。考えを整理したり、SNS運営や記事のアイデアを練ったりする際に良いインスピレーションをくれる場所です。
じつは入社前に高知県の四万十川を訪れた経験があり、清らかな川と豊かな森が強く印象に残っていました。入社後、コクヨが四万十川と関わる「結の森」プロジェクトに取り組んでいると知ったときは、驚きと同時にうれしさもありましたね。
日本・中国の連携強化でさらなる高みへ
―C³officeでは来場者にどのような体験価値を提供していますか?
ペコ:中国ではキャンパスノートが広く知られているため、文具を入口に「コクヨは家具もある」と知ってもらう狙いで、ノートをぐるりと配置した塔状オブジェ「Whisper Tower」も設置しました。来場者が自由に書き込めるようにし、メッセージを通じた“つながり”のきっかけをつくっています。
キャンパスノートで彩られた塔状オブジェ「Whisper Tower」
「Whisper Tower」に並べられたキャンパスノート
来場者が自由に書き込めるようにすることで、メッセージを通じた“つながり”を感じられる仕掛けに
また、人感センサー付き照明を導入し、没入型の体験スペースも制作。中国で進むスマート化・省エネ化に合わせた取り組みであることを示すと同時に、ショールームのポスター制作にはAIも活用しています。
THE CAMPUSを見学するリキーとシャーロット
日本の海外事業部メンバーと連携しながらコクヨのグローバル化を推進!
―Lamexチームのヨコク「万物を好奇心とつなぎ、ワクワクする未来を実現します!?」に込めた想いとは?
リキー:革新的な空間デザインでビジネスモデルの境界を越えながら、“つながり”(感情的なつながり、コミュニティへの関与、協力的パートナーシップ)を深めていきたいです。お互いの商品・サービスを融合し、包括的な体験価値をつくり、長期的には「デザイン主導の個人と社会の調和」を実験していきたいと考えています。
シャーロット:C³officeとTHE CAMPUSのコンセプトをつなぐ活動がしたいです。例えば両拠点で同テーマの「カルチャーマンス(文化月間)」を行い、SNSや社内媒体で発信することで、日中両ブランドの世界観を広げられると思います。その後、それぞれの国の働き方や人間関係、反応の違いを振り返り、両国の社員が価値観を共有する「スタッフ対談」などがあれば、単なる報告にとどまらない深い理解や共感につながるはずです。
―最後に、今後の目標を教えてください!
キャンディス:強い連携でブランドイメージを高め、両社の「業界をリードする決意」を発信していきたいです。Lamexのスマート化技術とコクヨの優れたデザインが融合すれば、高品質な製品・サービスで顧客をより惹きつけられるはずです。日本のみなさんも、ぜひ上海のショールームへ遊びに来てくださいね!