働き方用語辞典 「ワークポイント」

働き方用語辞典 「ワークポイント」

ワークポイント

長時間、オフィスの中で快適に業務を行うことができる環境のこと

「ワークポイント」とは、一定時間、オフィスの中で快適に座って業務ができる環境を指します。デスク席だけでなく、ミーティングスペースやリフレッシュスペース、集中スペースなど、デスクワークに適した多様な形状の環境が含まれます。ワークポイントは、個人が落ち着いて集中できるよう、他者との適切な距離を保つことを重視しています。

従来は、従業員1人当たり1台のデスク席が設けられ、オフィスで働く人数と座席数が一致していました。近年、リモートワークやハイブリッドワーク、ABWなどの多様な働き方や、フリーアドレスの導入により、オフィスにおける「座席」の概念が大きく変化しています。プロジェクト型ビジネスの増加に伴い、他部門との協働や場所を選ばない働き方が進む中、業務内容や気分、状況に応じて最適な場所を自ら選ぶ働き方が求められています。
■ワークポイントの設えによるメリット
・自律性と生産性の向上:業務内容に合わせて最適な場所を自ら選ぶことで、業務効率が上がるとともに、自律的な働き方が促進されます。

・組織の活性化:チームや状況に応じた多様な場所を用意することで、偶発的なコミュニケーションや柔軟な協働が生まれます。

・オフィスの最適化:出社率・働き方に合わせた適正な座席数を設定でき、無駄なスペースを減らし、コストの削減も期待できる。

■ワークポイントを設ける上で大切な4つのポイント
どの空間までを「ワークポイント」と見なすか。オフィス構築の際は、以下の4つの観点から判断基準を設けることが大切です。

・運用面
長時間、デスクワークをし続けられる場所か。会議室やWeb会議ブース、リフレッシュスペースなど、特定の目的で占有すべき場所や休憩が主目的の場所は、ワークポイントのカウント対象外とすることが推奨されます。

・機能面
長時間のデスクワークに耐えうる機能か。テーブルや椅子の高さ、座面のクッション性、座席姿勢の取りやすさなど、身体的負担を軽減する機能が備わっているかを確認します。

・物理的距離
作業に集中できるパーソナルスペースが確保されているか。共有テーブルであっても、この距離が確保できていなければ、ワークポイントとしては適さない場合があります。

・環境面
デスクワークに適した環境が整っているか。照度(事務作業には300ルクス以上が目安)、音環境、空調などが、業務に集中できる水準にあるかを考慮します。
オフィス構築の際は、ワークポイントを活用すると収容人数を概算しやすくなります。ワークプレイスリテラシーや組織文化、出社率などを考慮し、自社に合ったワークポイントを設けることが大切です。また、オフィスに非効率な空間や座席がある場合は、ワークポイントとして流動的に運用できるよう工夫してみましょう。

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