ガバナンス
知的財産権
コクヨグループは、競合他社との差別化を図るため知的財産権の取得を推奨する一方で、他者の知的財産権を尊重し侵害しないよう努めています。また、グローバル化に対応し、コクヨの知的財産を最大限に活用するために、コクヨと海外現地法人間で定期的な情報交換を行い、知財連携の強化を図っていきます。
方針
コクヨグループ行動基準
コクヨグループは、知的財産を現在および将来にわたる重要な会社資産であるととらえ、その知的財産を適切に管理、保全および活用するとともに、他者の知的財産権を尊重します。
コクヨグループ行動基準(6):会社資産の適切な取り扱いと知的財産の保護
私たちは、有形無形のあらゆる会社の資産を適切に管理、保全及び活用します。
私たちは、他者の知的財産権を尊重します。
【解説】
- 有形無形を問わず全ての会社資産は社内規則に従い適切に管理され、紛失・盗難・漏洩等を防がねばなりません。また、これらの会社資産を業務以外の目的で利用・使用したり、許可なく社外へ持ち出したり、第三者へ提供してはいけません。
- 他者の知的財産権を尊重し、それらを侵害等する行為をしてはいけません。新製品や新技術の研究・開発・設計・生産・販売等においては、他者の知的財産権を適切に調査し、訴訟等のトラブルの回避に努めなければいけません。
- 他者の秘密情報を不正に入手し、または使用してはいけません。
推進のための仕組み
運用体制
国内および国外子会社の知的財産にかかわる業務をリスクマネジメント本部法務部知的財産ユニットにおいて管理し、知的財産権活用、戦略の標準化および一元化を目指しています。
同ユニットにおいて、発明・デザイン・商標の権利化業務、他社の知的財産権の侵害を防ぐための徹底した事前調査の遂行、当社が保有する知的財産権保護のための日常的な他社製品のモニタリングに加え、他社と争いが生じた場合には、マネジメントとの連携のもと、迅速かつ最適な解決を目指し対応しています。
グローバル拠点との知的財産連携
コクヨグループでは、当社のグローバル化に対応し、知的財産を最大限活用する取り組みを進めております。また、グローバルでの知財連携強化を図るため、日本本社と現地法人の間で定期的に知財会議を開催し、情報交換を行い、模倣品対策を進めております。

外部団体や社外パートナーとの連携
模倣品・海賊版などの海外における知的財産権侵害問題の解決を目指す国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)のメンバーとして、他企業様や国内外のEC事業者と意見交換会を行っております。

取り組み
模倣品対策
国内外の市場およびインターネット販売を含むウェブサイトの監視により、コクヨグループの権利侵害品に対し、製造者への警告状の送付、プラットフォーマーへの削除申告など対策を進めております。海外においても、模倣品製造工場および卸売業者などへの行政摘発や侵害訴訟などにより模倣品対策を積極的に行っています。模倣品に対しては、地域を問わず今後とも断固たる姿勢でのぞんでいきます。




中国のECサイトにて模倣品の販売が発見されたことから、製造拠点である模倣品工場を突き止め、2022年2月に行政摘発を実施。現場ではHACOKABE模倣品248個、NEMUNEMU模倣品681個を押収。製造業者は、当局により罰金を科せられました。模倣品対策活動は、現地法人のWeChat公式アカウントにおいても発信をしております。
知的財産権の保護および法令遵守
「コクヨグループ行動基準」において、他社の知的財産権を尊重することを規定するとともに、知的財産ユニットにおいて、他社の権利の侵害を予防・回避すべく、他社の権利の調査・分析・精査を行う体制を確立・運営しています。また、開発部門に対し、随時研修や日常の業務を通じて、他社の知的財産権尊重および法令遵守意識向上のための啓発活動を行っています。
知的財産権の創造・活用の推進
知的財産ユニットと開発部門は、開発の初期段階から密接な連携を図ることにより、市場での当社商品の優位性の向上を目指すべく、競合他社商品との差別化に貢献する発明の創造と発掘に邁進しています。また、特許法第35条の趣旨に応ずるべく、職務発明報奨制度を社内規定として定め、顧客満足度の向上と当社の発展に資する発明を奨励しています。