企業カルチャーを育てる。
最新コクヨ東京ショールームをレポート

企業カルチャーを育てる。最新コクヨ東京ショールームをレポート

2025年11月、コクヨの東京ショールームがリニューアルしました。リニューアル後の様子を伝えるショールームツアーで、見どころをレポート!
新しいワークプレイスの在り方やおすすめの商品など、気になるポイントが満載です。

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東京ショールームで、最新のワークプレイスを体験

JR品川駅の港南口より徒歩3分にある東京ショールームは、コクヨのさまざまな商品やワークプレイスを体験できる場です。社会の変化を見据えた、新しい働き方の提案が詰まっています。

最新のオフィスチェアーやワークブースの使い心地を試したり、オフィス家具の生地や質感を見て選んだりできるのは、ショールームだけ。法人向けの完全予約制で、営業時間は平日9:00~17:00(最終入館16:30)。担当営業やアテンドスタッフからの説明を受けながら、ゆったりと見学できます。

今回のリニューアルでは、新コンセプト「はたらくみんなで、カルチャーを。」に基づいて、個人とチームの働きがいを高める新製品を中心に、さまざまな“働くシーン”を展開しています。多様化する働き方に寄り添うシーンを製品・ブランド別の切り口でお届けする展示エリアや、さまざまなアイテムを試せるエリア、インクルーシブデザインやサステナブルの取り組みを紹介するエリアなど、見どころがたくさんあります。

本記事では2026年発売の新商品を含めたメイン展示と、コクヨのチェアーやデスクの使い心地を試せるコーナー、エグゼクティブ向けブランドや海外ブランドのあるフロアを中心にレポート。各エリアでおすすめの商品もご紹介していきます。

「はたらくみんなで、カルチャーを。」とは?

ショールームの入り口

ショールームの入り口でまずお客様を出迎えるのは、今年のコンセプト「はたらくみんなで、カルチャーを。」。壁の向こうにうっすらと見えるワークプレイスの様子も、興味をそそります。

コクヨが考えるオフィスは、「企業カルチャーを体現する場所」。オフィス家具のハード面だけでなく、企業のシステムや導入するツール・テクノロジーといったソフト面も複合的に影響し合う「従業員体験」が、企業カルチャーを形作っていくと信じています。

コクヨはお客様と伴走しながらカルチャーを見つけ、育てていくために、「個人の働き方」と「チームの働き方」などあらゆるはたらく場に寄り添った新商品を開発しています。

ショールームでは、チームや個人が大切にする価値観の「点」と、その価値観に見合った家具やサービスを絡めて、さまざまな“働き方”をご紹介。ここでいくつものヒントを見つけ、企業カルチャーの設計図を描けるように、新たな視点を提案しています。

個人のはたらきがいを高める「ingCloud(イングクラウド)」や「Ascend(アセンド)」

展示エリア

エントランスを抜けて展示エリアに入ると、ふわふわと白い雲のように紗幕がかかった空間が広がっています。そのなかで気持ちよく浮かんでいるのが、新商品「ingCloud(イングクラウド)」です。デザインコンセプトである「まとう」を表現した空間になっており、思わず目を奪われるはずです。

ingCloudは、まるで身体の一部かのような座り心地を実現したオフィスチェアー。コクヨ独自の3Dウルトラオートフィット機構によって、座って体勢を動かしたとき、背もたれや座面、アームレストが身体の微細な動きに追随します。8年間の開発期間を経て生まれた、座っていることを忘れるようなチェアーです。

ingCloud

電動昇降デスク「Ascend(アセンド)」

そんなingCloudとともに紹介されているのは、さまざまなワークシーンに寄り添う電動昇降デスク「Ascend(アセンド)」。体格や好みに合わせて天板の高さを調整できるうえ、豊富なバリエーション展開があり、オフィスでの集中にも交流にも対応します。

Ascendとさまざまなチェアーを組み合わせて、「個人で作業に没入したい」「ほどよいこもり感で集中したい」「偶発的な対話を生みたい」といったニーズを叶えるレイアウトも紹介しています。

交流も休憩も。バラエティ豊かな働き方に寄り添う家具が勢ぞろい

個人とチームの多彩な働き方を両立する商品で

さらに続くのは、個人とチームの多彩な働き方を両立する商品です。

オフィスでの働き方は、そのときどきの「個人/チーム」「集中/交流」の組み合わせによって柔軟に変化するもの。また、インフォーマルなコミュニケーションで社員同士の距離を縮め、リラックスして働くためには、リビングライクな空間づくりも欠かせません。そうしたニーズに対応できるミーティングチェアーやマルチテーブルが、このエリアの主役です。

チームでの交流も、個人での集中も思いのまま

「Opt(オプト)」は、空間に溶け込むデザインながら、ワークに必要な機能を集約したマルチテーブルです。天板中央にコンセントなどを収めるスリットが設けてあるため、作業スペースを広く確保でき、また、オフィスの景観も損ねません。オプションのサイドパネルやフロントパネルを入れれば、一人で集中しやすい空間をつくることもできます。

長時間座っていても快適な座り心地と、ちょっとした打ち合わせなどで移動しやすい機動性を兼ね備えているのは「R chair(アールチェアー)」。背もたれや座面のカラーバリエーションが豊富で、さまざまな空間になじみます。

リビングライクなオフィスをつくりこんだ「オフィスカフェラウンジ」エリアには、ソファや木製のチェアー、布張りのスツールなど、ゆったりした家具が並びます。

「TOSS(トス)」は、木の佇まいが魅力のチェアーで、オフィスはもちろん、人が集うラウンジスペースや食堂などにおすすめの商品です。数多く並べたときにもすっきりとして見え、くつろげる空間づくりを支えます。

壁面には5面のLEDビジョンがあり、エリア内の商品の「こだわりポイント」を紹介しています。身体と一体になるingCloudのハンモックメッシュ、身体にフィットするTOSSの3次元カーブといった美しい細部の動画を通して、コクヨのものづくりへのこだわりを伝えています。

働くスタイルを提案するコクヨの2ブランド「Any way」「DAYS OFFICE」

企業らしさ”や“メンバーらしさ”を尊重しながらチームで働く新しいスタイルのために、コクヨは2つのブランドを提案しています。

コラボレーションに没頭できる場をつくる「Any way(エニーウェイ)」

Any way(エニーウェイ)」は、さまざまなところから人が集まり、ともにプロジェクト単位で働くシーンを想定したブランドです。チーム内外で会話を広げる「Agile Field(アジャイルフィールド)」シリーズでは、スタッキングできる配線レスの家具など、機動力の高いアイテムがラインナップしています。また、チームでより深く議論を深めることを狙った「Custom Base(カスタムベース)」シリーズには、自由な場所に快適な拠点をつくれるキャスター付きのウォールやワゴン、カウンターなどをそろえています。

多様化するワーカーの価値観に寄り添う「DAYS OFFICE(デイズオフィス)」

「DAYS OFFICE(デイズオフィス)」1

「DAYS OFFICE(デイズオフィス)」2

「DAYS OFFICE(デイズオフィス)」は、働き方や考え方、年齢といった違いを超えて職場の仲間たちが自然とつながる「ボーダレスコミュニケーション」をテーマにしたブランドです。ワークとラウンジの2つの空間で、さまざまな商品を紹介しています。あたたかみのあるデザインとやわらかな座り心地を実現したエラストマーチェアー「hug knit(ハグニット)」も、2026年の注目アイテムです。

「インクルーシブデザイン」「サステナブル」への想いを知る

HOWS DESIGN(ハウズデザイン)」1

HOWS DESIGN(ハウズデザイン)」2

コクヨがものづくりを進めていくうえで大切にしている2つの取り組みについても、ショールームの4Fで詳しく知ることができます。

そのひとつが「HOWS DESIGN(ハウズデザイン)」。障がいのある方をはじめとした社会のバリアに阻まれている方々と、たくさんの対話を重ねながら一緒にものづくりをすることで、新たな気づきとさまざまな人にとって使いやすい商品やサービスを生むインクルーシブデザインの取り組みです。エリアの正面にある公園のベンチを思わせる空間は、まさにその考え方を取り入れた場。寄りかかったり、つかんで立ち上がったり、多様な姿勢に寄り添ってコミュニケーションを育むモジュール「hangout(ハングアウト)」を展示しています。

SUTENAI CIRCLE(ステナイサークル)」1

SUTENAI CIRCLE(ステナイサークル)」2

もうひとつは、4Fのラストを締めくくるエリアにある「SUTENAI CIRCLE(ステナイサークル)」。コクヨは、循環型社会への貢献をマテリアリティのひとつに掲げています。ここでは、作り手・使い手・運び手・再生の担い手が領域を超えて協力した実際の事例として、回収したクリヤーホルダーを再生しチェアーのパーツなどに用いた「Loopla(ループラ)」のような、さまざまな取り組みを展示しています。

プロダクト紹介エリアでは、チェアーやデスクの使い心地も試し放題

シーンの展示エリアを抜けると、コクヨが提供するさまざまなオフィスチェアーやワークテーブルが一堂に会するプロダクト紹介エリアがあります。多くのチェアーやデスクが並んだ空間は、それだけで圧巻。思い描くオフィスに合わせて、気になる家具を試したり、比較したりすることができます。生地やチェアーの脚、テーブルの天板などの見本もそろっており、好きな色やデザインを実際に見て選ぶこともできます。

ショールームツアーは担当営業やアテンドスタッフが一緒に回るため、機能やおすすめを聞いたり、目指す働き方や抱えている課題感などを相談することで、お客様に合った商品やサービスの提案を受けられます。

机やチェアーのほかにも、ロッカーやストレージ、オールインワンミーティングボードなどの家具や、応接室や役員室向けの商品も展示しています。

医療・官公庁・教育の場での働き方もしっかりサポート

医療現場や官公庁、学校などに向けた商品が展示されているのが、このエリアです。

病院でよく見かけるナーシングカートやナースステーションキット、官公庁の窓口で使われるカウンターなど、多様な場での働き方を支援する商品が並びます。T字の肘やパネル肘で隣との空間を仕切り、ゆったりと座れるロビーチェアー「FORSE(フォルセ)」は、待合室におすすめです。多様な来院者がここちよく過ごせるよう、インクルーシブデザインのワークショップを通じて開発されています。

フロアの端には、競技場やスタジアム等に導入されている観客席も展示しています。コクヨの幅広いラインナップが垣間見えて、興味深く回れるエリアです。

パズルのように選んで組み合わせ、子どもの自由な活動をサポートする「Puzzme(パズミー)」は、教育施設に向けた新商品です。置き方によってミニテーブルやスツール、ベンチ、ローテーブルなどに機能が変わるプロダクトもあるため、学びや人数に応じて、柔軟に学習の環境を構築できます。実際の学校を訪れ、先生や子どもたちと一年に及ぶフィールドテストを実施しながら開発しました。

上質なワークスタイルを実現する、エグゼクティブ向けエリア

最後は、3Fにあるエグゼクティブ向けの提案フロアです。重厚感あふれる空間に、さまざまな美しい家具が設えられています。

本物の素材感と有機的な造形美に機能を盛り込んだブランド「SAIBI(サイビ)」では、ラウンジ空間をアップデートする「SAIBI-LX」シリーズが登場。新しいラウンジテーブル ソロワークタイプの特徴は、なだらかな曲線の天板です。座る位置や隣との距離感がランダムになるように設計され、対面からの視線をずらすことで、集中しやすい環境が生まれます。

「yuimori(ユイモリ)」は、ヒノキやナラなどの国産木材を使い、環境に配慮したブランドです。デザイン性が高いだけでなく、自然と共生する姿勢やものづくりへのこだわりを体現しています。ラウンジチェアーやカフェチェアー、グッドデザイン賞を受賞したオフィスラウンジ用のソファーに加え、2025年にはカフェテーブルを発売。月明りを思わせるライトの下、あたたかみのある木の存在感が、ブランドの空気をそのまま伝えています。

フロアには、そのほかにもコクヨが取り扱う海外ブランドの商品がいくつも展示されています。「あ、このブランドもコクヨと関わりがあるんだ」「これも買えるのか!」といった発見があるかもしれません。

新しくなった東京ショールームを、ぜひ体験してみて

2025年11月のリニューアルより、すでに大勢のお客さまが訪れている東京ショールーム。新しい働き方のヒントを見つけたり、気になる新商品を試したり、楽しみ方はさまざまです。

シーン展示のなかでは、その家具が企業カルチャーにもたらす要素を、点と線で紹介しています。たとえば「COMMUNICATION」「CREATIVITY」「WELL-BEING」「FOCUS」など、チームや個人が大切にする価値観の“点”を見つめることで、お客さまそれぞれの“企業らしさ”が見えてくるはずです。

併せてライブオフィス見学にもお申し込みいただければ、コクヨ社員が実際に働くオフィスを回って、リアルな商品の活用例をご覧になることもできます。

オフィスのデザインやリニューアルを考えている方、働き方のヒントがほしい方、ぜひコクヨの東京ショールームにお越しください。