座る姿勢の
4原則がポイント!
疲れにくいイスの
選び方
働き方やオフィス、家具について
研究しているコクヨが、
疲れにくいイス選びのポイントをお伝えします。
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INDEX
イス選びは健康や業務効率に影響します
座って仕事をする人にとって、イスは長時間触れる大切な道具です。イスが体格や姿勢に合っていないと、身体の不調や業務効率の低下につながる場合もあります。
この記事では、座る姿勢や座っている時間に着目し、疲れにくいイスを選ぶために知っておきたい「イスの4原則」をご紹介します。
間に合わせのイスで仕事をしていませんか?
近年、働き方が多様化し、「オフィスの自席」以外で働く人が増えています。ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)やフリーアドレス制やABWの導入により、オフィス内のさまざまな場所で仕事をしたり、カフェやコワーキングスペースなどでのリモートワーク、在宅勤務をする人も珍しくありません。
その一方、仕事の内容やシーンにマッチしないイスで仕事をすることで、健康を害したり、業務効率が下がったりする問題も出てきています。できるだけ疲れにくく快適に仕事をするには、「座る姿勢」「着座時間」に合わせて、身体に負担の少ないイスを選ぶことが大切です。
Case 1 座る姿勢に対してイスが合っていない
ソファーに座り、猫背の状態のまま仕事をしている。
この場合は、体格にあったサイズで姿勢をサポートするイスで仕事をしましょう。
Case 2 着座時間に対してイスが合っていない
座面の小さなハイチェアーで同じ姿勢のまま長時間の仕事をしている。
この場合は、体の動きと連動するオフィスチェアーで、長時間の仕事に対応しましょう。
コクヨが提唱する「イスの4原則」
働くシーンに合わせて身体に負担の少ないイスを選ぶために、気を付けたい4つのポイントをご紹介します。
rule 01 アライメント*を整える
背骨をS字形状に保つことで、身体に負担をかけない姿勢を促します。
背骨が曲がったまま座り続けると、肩こりや背中の痛みが慢性的になります。
骨盤を起こし、背骨をS字形状に近づけましょう。
*アライメントとは、「整列」「一列に並べる」という意味。座る姿勢において「アライメントが整っている」とは、身体を横から見たとき「耳-肩ー腰」の位置が縦一列に揃っている状態を指します。
rule 02 身体に適したサイズ調整
サイズ調整により体格差や姿勢差に応じた最適な姿勢を促します。
パソコン作業で猫背になりがちなる場合は、
体格や姿勢に合ったサイズに調整しましょう。
rule 03 静的疲労の軽減
意識的に身体を動かすことで、血液の循環を促します。
座りすぎが腰の痛みなどにつながる場合もあります。
適度に身体を動かせる機能があるとよいでしょう。
rule 04 体圧の分散
座面の接触面積を広げることで、体圧の局所集中を防ぎます。
浅座りで、お尻や背中が痛くなる場合は、
身体の表面にかかる圧力を分散させるイスを選ぶとよいでしょう。
正しい姿勢を保つには、耳ー肩ー腰「アライメント」が大切
実は、自然体で立っている時の姿勢の背骨が、理想的な「S字形状」です。その状態を座った姿勢でも、背骨を自然な「S字形状」に近づけることが重要です。
耳ー肩ー腰のアライメントが整っている(一列に並んでいる)状態が重い頭を支えやすい姿勢です。座った姿勢はアライメントが崩れやすく、身体に負担がかかります。
まず、アライメントを整える意識が姿勢の崩れを防ぎます。アライメントが整っている座り姿勢を保つために、意識したいのは
『骨盤』
です。
・肩や背中に力を入れるのではなく、腰(骨盤)の上に耳、肩が並ぶようにイメージする
・姿勢が崩れたら、骨盤を起こすように時々座り直す
この2つを意識すると身体への負担が少ない姿勢に繋がります。骨盤は背骨と連動しているので「骨盤を起こす」
ことで、力まずに背骨のS字形状を保つことができます。
正しい姿勢を保つイスの機能
正しい姿勢を保つサポートをしてくれる機能を一部ご紹介します。
・ポスチャーサポート
独自の二層構造の座面で骨盤を支え、姿勢が崩れる原因の1つである骨盤の前滑りを防いで体圧分散を適性にします。
・ペルビックアジャストサポート
レバー操作で背もたれが前後に動き、腰全体を背中側からサポートして、骨盤の後ろ倒れを防ぎます。
身体の負担を軽減し、自然に理想のアライメントを促す商品
疲れにくいイス選びのポイントをもっと詳しく
記事本編では、座ることで身体に負担がかかる原因や、疲れにくいイス選びのポイント、おすすめのイスについてより詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
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