働き方用語辞典「ピープルマネジメント」
ピープルマネジメント
メンバーと向き合い、それぞれの可能性を引き出すことで、組織の成果の向上を図るマネジメント手法
「ピープルマネジメント」とは、メンバー一人ひとりの能力や価値観、キャリアなどに目を向け、個人の可能性を引き出して、組織の成果を最大化させるマネジメント手法を指します。「人」に着目し、マネージャーは伴走者となって個に応じた対話や目標設定をすることで、メンバーの成長を後押しします。従来のマネジメント手法は、パフォーマンスを重視し、人員配置や育成を戦略的に行うことで、成果や目標達成を目指すのが一般的でした。一方で、ピープルマネジメントは、指示や管理、評価だけでなく、メンバーに寄り添い、それぞれの特性や強みを考慮しながら成果へつなげるのが特徴です。
・環境の変化
予測困難なBANI時代に、企業が生存するには自ら考え行動できる人材が求められるため、主体的な成長を促すピープルマネジメントが必要となった。
・働き方や価値観の多様化
多様な働き方が浸透し、新しい価値観を持つ若い世代が活躍するようになったことから、従来の画一的なマネジメントではなく、一人ひとりの個性を尊重する環境が重要視されている。
・雇用の流動性
転職や独立などの雇用の流動性が高まったことで、人材の定着を目的にエンゲージメントの向上が期待できるピープルマネジメントに注目が集まっている。
■ピープルマネジメントのメリット
・自主性や主体性の向上
フィードバックを重ねることでそれぞれの強みや可能性を引き出すため、モチベーションが高まり、自主性や主体性が養われる。
・従業員エンゲージメントの向上
マネージャーとメンバーは頻繁にコミュニケーションすることで信頼関係が構築され、エンゲージメントが高まると共に離職防止にもつながる。
・信頼関係の強化
メンバーと並走しながらサポートするため、心理的安全性が高まり、コミュニケーションの活性化や生産性の向上も期待できる。
ピープルマネジメントは、頻繁な1on1ミーティングやフィードバックなど、通常業務に加えマネジメント業務を行うため、マネージャーの仕事の負荷が増大してしまいます。また、マネージャーによってスキルに差があると、マネージメントの質にばらつきが生じる可能性があります。マネージャーに対する課題を改善させるには、マネージメント能力をスキルアップさせる研修を導入すると有効でしょう。
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