社会

人権の尊重/取り組み

過剰・不当な労働時間の削減

コクヨでは2023年からマネジメント改革を宣言し、その重点テーマである「業務フォローアップ活動」「1on1の実施」「休み方支援」の3つの取り組みを継続しています。これらを通じて、会社も個人も同時に成長できる組織風土を育むことを目指しています。業務フォローアップ活動により、自分たちが働いている時間に意識が向くことで、残業時間の削減のみならず、働き方そのものについての考え方にも変化が見られます。また、コアタイムのないフレックスタイムや勤務途中の中抜け休憩のルール化、在宅勤務と出社を組み合わせたハイブリッドワークなど、働き方に関するルールの見直しを行うほか、客観的な勤務実態の把握や勤務時間のモニタリング、過重労働者への産業医面談の実施といった時間管理と健康管理も行っています。さらに、働き方・休み方について従業員へのヒアリングやワークショップを実施し、会社と個人の成長と持てる力を発揮するために働きやすさの仕組みづくりを追求しています。

児童労働・強制労働の防止

採用時に住民票記載事項証明書などで、本人の年齢を確認し、法定労働年齢に満たない児童の雇用を防止しています。また、強制労働を防ぐため、本人の応募意思に基づいた採用を行い、労働条件や賃金などについては書面で通知したうえで、入社時に人事制度などのオリエンテーションを実施しています。さらに、外国籍の従業員に対しては、パスポートを本人に保管してもらうことで、自由でオープンな労働環境を提供しています。

安全で健康的な作業環境(労働安全衛生)

従業員が活き活きと働き、能力を発揮するための基盤として、安心・安全で快適な職場づくりや、災害時の安全対策、従業員の健康とワークエンゲージメントの向上などに取り組んでいます。

ハラスメントの防止

ハラスメント研修

コクヨグループでは、「コクヨグループ行動基準」に基づき、ハラスメントの正しい理解についての啓発サイトの開設や新任基幹職研修、階層別研修などを実施しています。これらの取り組みを通して、「職場のハラスメントは、社員の能力の発揮の妨げになることはもちろん、個人の尊厳や人格を不当に傷つけるなどの人権にかかわる許されない行為であること」を周知・啓発しています。また、人権週間に合わせて毎年11月下旬から12月上旬にかけて、コクヨグループで働く従業員全員を対象としたハラスメント研修を実施し、ハラスメント行為に対する会社の基本的な考え方の説明や事例を通じた各人の認識のアップデートを促すとともに、問題を認識したときの相談窓口など一人で抱え込まず適切に対応できる環境や風土づくりにも力を入れています。2024年はハラスメント研修にSOGI(性的指向・性自認)に関する内容を加え、「SOGIハラスメント」はだれもが加害者にも被害者にもなり得るということを一人ひとりが認識し、多様性を尊重していくことに取り組んでいます。

個人情報の保護

コクヨグループでは、「個人情報保護方針」を定め、個人情報の保護に努めます。

生活賃金の支援

賃金については、最低賃金に関する労働法令およびその支払いに関する法令を遵守することはもちろん、評価に基づく年次昇給や消費者物価指数を上回る継続的なベースアップを実施しており、一定の生活水準を維持できる生活賃金を支払っています。コクヨにおける2024年度の平均年間給与は約782万円です。

サプライチェーンでの取り組み

経済のグローバリゼーションの急速な進展により多国籍企業が巨大化する一方で、低コストを求めて途上国に伸長するサプライチェーンの中での強制労働、児童労働などに代表される人権問題、貧富格差の拡大、環境問題がますます深刻化してきています。コクヨグループはサプライヤーとともに社会的責任を果たし、社会の発展に貢献し続けます。

ステークホルダー別相談窓口の設置

従業員向けに、コンプライアンスや企業倫理に関する問題の相談窓口として内部通報制度・コクヨグループホットラインを整備しており、日本国内だけでなく海外拠点のコクヨグループ社員も利用できるようにしています。
お取引先様向けには、お取引先様との健全な関係を構築し、双方が持続的に発展していくことを目的として、お取引先様が利用できる通報窓口を設置・運用しています。お客様向けには、コクヨの商品やサービスをより良くすることを目的としたコクヨお客様相談室を設置しています。