社内エンゲージメントを高めるコクヨらしいファミリーイベント
「SUMMER FES」の魅力とは!

社内エンゲージメントを高めるコクヨらしいファミリーイベント「SUMMER FES」の魅力とは!

新本社「KOKUYO HQ」で開かれたファミリーイベント「SUMMER FES 2026」。
社内エンゲージメントやカルチャー醸成の場となった本イベントの裏側に込められた想いを深掘りします。

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Profile

水山ふくみ(みずやま・ふくみ)

水山ふくみ(みずやま・ふくみ)

ヒューマン&カルチャー本部 コーポレートコミュニケーション室

植村英明(うえむら・ひであき)

植村英明(うえむら・ひであき)

CHEERS株式会社 COO
CHEERSは、「SUMMER FES」の企画設計から当日運営までコクヨのイベントづくりに伴走したパートナー企業

「SUMMER FES」とは、2023年から社員のエンゲージメント向上や家族間の交流を目的に開催されているコクヨの社内イベント。2022年に「街に開く」をコンセプトとし、近隣住民や地域の方々を招いて開催されたのが始まりです。 かつては品川オフィスを中心に開催されていましたが、規模の拡大に伴いコンテンツや開催形態をアップデートしてきました。当日は体験型ブースや各種ステージイベントなど17種の多彩なコンテンツを展開。延べ890名以上が参加し、アンケートの満足度は94%に達するなど、社内の一体感を高める一大イベントとなっています。

「ありのままのオフィス空間」を生かすことで生まれる体験価値

左)植村英明、右)水山ふくみ

左)SUMMER FESをプロデュースした植村英明
右)SUMMER FESの企画・運営を担当した水山ふくみ

―― まず、今回「KOKUYO HQ」でSUMMER FESを開催することになった経緯や、これまでの開催(品川オフィス等)との違いについて教えてください。

水山:
実は昨年度(2025年)もグラングリーン大阪で実施したのですが、当時はまだオフィスが完成しておらず、いわば“空っぽのフロア”を活用したイベントでした。

そして今年、5月のKOKUYO HQオープンから3ヶ月間にわたり、社員が新しい本社環境にスムーズに馴染むための様々な「オンボーディング施策」を実施してきました。その最後を飾る集大成として企画されたのが、今回のSUMMER FESです。

植村:
過去の品川オフィス等でのファミリーイベントは、ショールームや来客エリアを中心とした開催が主でした。しかし今回は、コクヨの皆さんが実際に日々の業務を行っている執務エリアやコミュニケーション空間を丸ごと活用しています。

水山:
そうなんです。KOKUYO HQのオフィスは、家具の配置から照明、サインパネル、アートオブジェに至るまで、空間すべてが「コクヨという会社の商品であり提案」です。

イベントだからといって、それらを動かしたり片付けたりして広いスペースを作るのではなく、「ありのままの働く環境」をご家族に見てもらうことにこだわりました。この空間そのものの魅力を、社員や社員のご家族・ご友人に体感してもらうことこそが、今回の大きな目的だったからです。

多様な部門が交差する、コクヨならではのバリューチェーン体験

―― 他社でもファミリーイベントは多く実施されていますが、コクヨならではの狙いやポイントはどこにありますか?

水山:
今回のSUMMER FESでは「コクヨのバリューチェーンをフロア全体で再現したい」という想いがありました。

コクヨの仕事は、文具や家具を開発・製造することだけではありません。社員を支える人事部門、働く環境を整える総務部門、お客様へ提案する営業部門、商品の品質を守る品質保証部門、商品を届ける物流部門、お客様の声を受け取る相談窓口など、 非常に長く多様なバリューチェーンで成り立っています。

そこで、特定の部署だけでなく、様々な部門にコンテンツを出展してもらいました。例えば人事部門が出展した「フィジカルチェック」ブースなどは、社員もご家族も大盛り上がりでしたね。楽しみながら「会社が社員のウェルビーイングや健康経営を大切にしている」という姿勢を伝えることができました。

バランス感覚ゲームにチャレンジする様子

バランス感覚ゲームにチャレンジする様子

植村:
文具のワークショップだけで終わらせず、会社全体の仕事の広がりを体験できるのは非常にユニークですよね。

もう一つ象徴的だったのは、「A面(仕事の公式な顔)」と「B面(社員個人の趣味や人としての魅力)」が心地よく混ざり合っていた点です。占い、手芸など、社員の個性が発揮されるブースが自然に共存していました。こうした「B面」をオープンに表現できるのは、社内に高い心理的安全性があるからこそだと感じます。

―― ご家族や社員が「行ってみよう」と思えるような仕掛けづくりで、工夫した点はありますか?

水山:
過去のSUMMER FESには「子どもがいないと楽しめないのでは」という先入観を持たれることもあったので、今回は「子どもだけでなく大人も全力で楽しめるイベント」というテーマに強くこだわりました。特に、先ほど話にあがったフィジカルチェックであったり、「ingCloud体験ブース」は大人にも大人気でしたね。

社内イベントでの当事者意識を生む仕掛け

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―― 日々の業務がある中で、社員や各部署をどのように巻き込んでいったのでしょうか?

水山:
私自身、こうした大型イベントの全体設計は初めてだったのですが、徹底したのは「テーマとコンセプトをぶれずに共有すること」でした。

単に「ファミリーイベントをやります」と公募するだけでは、いつものイベント慣れしたメンバーばかりになってしまいます。今回は「新しい本社オフィス-KOKUYO HQ-を家族に披露する」「自分の仕事の魅力を届ける」という軸を明確にして、各部署に具体的な打診を行いました。

例えば品質保証部門などは、普段は直接お客様や見学者と接する機会が少ない部署です。しかし今回、「自分の子どもに自分の仕事のカッコよさを伝えられるチャンス」として前向きに捉えてもらい、素晴らしい体験ブースを作り上げてくれました。

文具の品質チェックを体験できる「文具のヒミツ調査員」ブース

文具の品質チェックを体験できる「文具のヒミツ調査員」ブース

植村:
事務局側がやり方を強制するのではなく、「一歩目を踏み出す支援」に徹したことが、社員の皆様の当事者意識(自分事化)につながったのだと思います。

また、開催日に向けて社内チャンネルで毎日1つずつ情報を公開する「カウントダウン発信」を実施したり、2時間×3部制にして近隣施設(グラングリーン大阪の芝生や商業施設)とあわせて一日中楽しめる導線を作ったりと、参加意欲を高める工夫も随所に凝らしました。

経営層も本気で汗をかく!「人と企業をつなぐ」フラットな熱量

―― イベント中、社員やご家族との交流で印象的だったシーンはありますか?

水山:
KOKUYO HQには象徴的な「お好み焼き鉄板コーナー」があるのですが、そこでは部門責任者自らがエプロン姿で立ち、一日中お好み焼きを焼き続けて振る舞ってくれました(笑)。

社員から「●●部長が本気でお好み焼き作ってる!」と驚きと歓声が上がったりして。経営陣や部門責任者の皆さんが、イベントを盛り上げるために全力で汗を流す姿を目の当たりにできるのは、コクヨの素晴らしい文化だと思います。

また、章裕会長もすべてのブースを体験しながら回られました。偶然会長室前を通りかかった際の、子どもたちの「会長ってだれー?」という声に「ハーイ!」と手を挙げ、元気に答えるなんてやり取りが生まれたり(笑)。経営と社員、そしてご家族との距離が一気に縮まる時間になりました。

会場を回りながら社員やその家族と交流する、会長の黒田章裕

会場を回りながら社員やその家族と交流する、会長の黒田章裕

植村:
会場を回っていた若手社員の方が、お母様に「ここはこういうエリアでね!」と誇らしげにオフィスを案内している姿も印象的でした。オフィス内でイベントを実施したことにより、ご家族にとっても「こんなに素晴らしい、誇れる職場で働いているんだ」と安心し、共感していただける場になったと感じます。

参加者のリアルな声!家族の笑顔と体験が育む、会社への誇り

Q.様々なコンテンツに参加して、いかがでしたか?新たな気づきや嬉しかった瞬間はありましたか?

社員

社員

色々なブースにワクワクが散りばめられていてとても楽しかったです。ブースの企画・運営を担当されていた方を含め、普段の業務では関わりのない部署の方と直接コミュニケーションを取ることができてとても良かったです。

Q.ご家族を招待してイベントを楽しんでもらったことで、コクヨで働くワクワク感や仕事へのモチベーションに変化はありましたか?

社員

社員

子どもたちがペンとかノートを見て「あ、コクヨのやつ!」という風に言ってくれるのが親としても嬉しかったですね。

社員

社員

「いつもここで仕事してるんだよ」と自分が普段働いているオフィスを家族に見せられたというのはとても嬉しかったですし、これからも頑張ろうと思いました。

Q.今日SUMMER FESに来てどうでしたか?

ご家族

ご家族

ペン作りで好きな色が選べて楽しかった!

ご家族

ご家族

迷路の体験がとても楽しかったです!

Q. 普段は見られないオフィスの雰囲気を体験してみて、いかがでしたか?

ご家族

ご家族

最先端のWeb会議ブースや役員席、歴史展示など、普段なかなか見られない「夢のようなオフィス」を家族と体験できて、とても充実した時間を過ごせました。同じビジネスパーソンとしても非常に刺激的で、子供だけでなく大人もワクワクできるコンテンツが盛りだくさんでした。

ご家族

ご家族

明るく素敵なオフィスを見せてもらえて、「きっと楽しく働ける環境なんだろうな」と息子としてすごく安心しましたし、嬉しくなりました。参加できて本当に良かったです。

Q.SUMMER FESに参加する前と後でコクヨに対するイメージは変わりましたか?

ご家族

ご家族

コクヨって聞くと、消しゴムとかノートとか文具のイメージが大きかったのですが、オフィスチェアーなど色々なものを作っていてすごいなと思いました。

ご家族

ご家族

参加する前は文具メーカーのイメージが強かったので、子ども向けコンテンツがメインなのかなと思っていました。でも実際に来てみると、大人も本気で楽しめるコンテンツがたくさん揃っていて、いい意味でイメージが大きく変わりました。

Q. ご家族にとっても、特別な体験になりましたか?

ご家族

ご家族

はい。子供たちが楽しんでくれたのはもちろんですが、コクヨの歴史コーナーを見ながら「おじいちゃんは昔、こういう社章をつけて働いていたんだよ」といった家族の歴史に触れる話ができたのが特に嬉しかったですね。

社内エンゲージメント向上とは「誇りの蓄積」

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―― 今回のサマフェスを通じて、社内エンゲージメント向上において大切だと感じたことは何ですか?

植村:
一番大切だと感じたのは、参加者や関係者が「受動的」になるのではなく、いかに当事者意識を持てるかという点です。 今回のSUMMER FESでは、事務局が「イベントをやるから参加してね」と呼びかけるだけではなく、「社員のご家族やゲストをみんなで一緒にお迎えしよう」というスタンスが一貫していました。こうした「当事者」として関わる人を一人でも多く増やすことが、組織としての熱量や進化につながると実感しています。

また、普段エンドユーザーと接する機会が少ない部署の社員が、自分の仕事や個性をオープンに表現し、ご家族や他部署から認めてもらえる場を作れたことも大きなポイントです。単に「おしゃれで綺麗なオフィス」があるだけでは人は定着しません。自分たちの場所に誇りや愛着を持ち、「自分たちの手でここを良くしていこう」と思える体験の積み重ねこそが、本当の意味でのエンゲージメント向上に繋がるのだと感じました。

水山:
社内エンゲージメントの向上は、1日で成し遂げられる「瞬間芸」ではありません。日々の業務や体験を通じて、「あ、この会社に勤めていて本当に良かったな」「自分の会社が誇らしいな」という実感が蓄積されていくものだと思います。今回のようなイベントはその大きなきっかけです。子どもから「お父さん・お母さん、すごいところで働いてるんだね」と言われたり、ご家族から「良い会社だね」と言われたりすること。そして、普段関わりの少ない他部署の仕事や経営陣の素顔を知ること。

そうした色々な体験の積み重ねが、コクヨに対する愛着や自分事化を深めていくのだと実感しました。

今後もコクヨらしい社内エンゲージメント向上の取り組みを推進し、社員一人ひとりが好奇心を持ってチャレンジできる文化を育んでいきたいと思います。

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